とある参加したイベントで、スピーカーの方が「諦める」ということを学んだと話されていた。諦めるの語源はあきらかにするということいあるそう。
ネットで諦めるの語源を調べてみると、大谷大学のウェブサイトによると、仏教の教えから来ており「あきらかにする、つまびらかにする」とある。つまり、ものごとの道理をわきまえることによって自分の願望が達成されない理由をあきらかにし、納得して断念する。サンスクリット語では、真実、真理という意味にあたるそう。現代で使われるように、望んでいることを途中でやめるというだけの意味ではない。
一見、こうありたいと願う向上心を持つことと相反するようにも見えるが、理由をあきらかにして断念するということがそうなくさせるのかと思う。無駄に背伸びをするのではなく、自分にできることをあきらかにしていく、これをおこなうためには振り返りを行い自分についての理解を深めていくことが大事なのだと思う。