時間管理の重要性と難しさ

出口 治明さんが著者である「教養は児童書で学べ」という本を読んだ。その中で紹介されていた「さかさ」と「モモ」が印象的だった。「さかさ」は何でも逆になっている世界が描かれた本。自動車のボンネットは後ろに、屋根は下にあるといった感じだ。価値観も逆になっており大人が休んで子どもが働いていたり、健康な時にお金を払い病気になると払わなくて済む。

「モモ」は時間の管理者という集団がいて個人個人の時間の効率化を行っていくと、逆にどんどん時間がなく感じていくというもの。現代社会にも通ずるものがある。Technologyの発展などでいろんなことが効率的に行われるようになってきている一方で現代人は時間にもこころにもゆとりを失くしつつある。自分に当てはめてみてもそう言えると思う。毎日時間が足りないと思いながら生きている。今日あれをやってこれをやって、いつまでにあれをやってこれをやって。

最近感じているのは、自己管理の重要性とその難しさ。時間の使い方、精神的や肉体的な体調の保ち方など。20代のころは多少無理をしてもすぐに一晩寝ればリカバリーできるが年齢を重ねるとリカバリーが効きにくくなるだけに管理が重要になってくる。特に時間管理が難しい。予定を立てても思うようにものごとが進まなかったり毎日予定外のことが入ってきたりして優先順位をつけなおし続けなくてはいけない。あまり効率化にこだわりすぎても上記のモモのようになってしまうし、かといって行き当たりばったりではものごとは進まない。うまく時間管理をしつつプロセスそのものも楽しめるようにするのは今年の抱負の一つ。

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