人に任せるって難しい。正月休みに起業家の友人と会っていてそんな話になった。マネージャーと部下の関係でもこの問題はあると思うが、自分の会社となるとなおさらだと思う。人に任せて何かが起こると小さな企業だと会社の生き死にに関わる可能性だってなくはない。けど、一方で、delegationしていかないと、自分ができることだけだと限界がある。
年末からSapiensという本を読んでいるが、人が他の動物と決定的に違うのは抽象的な概念をコミュニケーションすることができ、それによって多くの人の意思統一を行なって協力をしあえることだとあった。なるほどなと思ったが、そう考えても、多くの人と協力するということがいかに大切なことかと感じる。
自分の会社でも個人事業主であっても、会社や仕事に自分を投影し、肯定されても否定されても自分自身にされているかのように感じてしまう。そうなると気にするべきでないことも気にしてしまって広がりがでない。彼女の場合は、そういった状態にあったが、ある時自分が経営者としてやらないことをきめてリスト化し、スタッフに権限委譲していったそう。自分を投影しすぎず、ある種少し距離をおいて自分の会社を見たことで、俯瞰したり先が見やすくなり上手くまわるようになっていったとのことだった。
法人というのは日本でも海外でも法的には人格を持つが、まさに、自分以外の人として見てケアしていくということができるかどうかというのが問われるのかもしれない。